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「あっち側とこっち側」という発想

リンさんのイベント以降、さらに小さなシンクロニシティが日々続いていて、びっくり鳥肌が立っているマモさんの今日のkNot Mott Blog は、そんな日々からのかなり重要と思える気づきについてです。

先週のブログで、「私たちはバラバラである」という世界観から「すべてはつながっている」という世界観にシフトすることで自分と世界の関係性に変化が起こり、シンクロニシティみたいな事が起こってくるらしい・・・という事をシェアしました。

その気づきのきっかけの一つが、ある参加者の方が口にした

「こっち側の世界で見るとびっくりするような偶然も、あっち側の世界(すべてがつながっているという世界観で見る世界)で見れば、もう普通に日常的に起こっていることなのかもしれませんね。それを普段私たちは気付けていないだけで…」

という言葉だったわけですが、バファリン飲んで10秒で頭痛がなくなるマモさん、浅はかにも、なんか「自分はもうこっち側(つながりの世界観)に生きている」気になっていたのです。

さらに後日、友人と話していた時のこと。社会的に成功を収めると同時により良い世界の実現のために日々取り組んでいらっしゃる方(〇〇さん)についての話題になった時、自分の口から「なんかさぁ、〇〇さんはやっぱりこっち側(つながりの世界観)じゃなくて向こう側(バラバラの世界観)にいるんじゃないかと思うんですよね…」という言葉が出てきたのです。そしてその時はそういう見方で区別がついている自分に、なんか「イケてる」感じがしていたのです。

ところが、朝寝ながら頭の中をぐるぐると思考が巡る中で、こんな考え方が急に響いてきました。

「そもそも、こちら側とあちら側と区別をつけて線を引く発想自体が、『私たちはバラバラである』という分断の世界観から来ているのではないの?」

そういえば、先に気づきのきっかけを提供してくださった方との対話でも、「一旦あっち側の世界が普通に現れてくれば、それは『どっちか』ではなく、『既にそのように在る世界をそのように見るだけ』であることがわかる…」みたいなとこに落ち着いたんでした。それなのに… 涙)

一旦世界観の違いに区別がついたとして、区別をつけた次の瞬間には自動的にその間に線を引いて分断を作り出す自分がいるんだなぁと。そして自分は振り返ってみれば、ずーっとそうしてきたんだなぁと思い至ったわけです。まぁ、考えてみれば生まれてすぐの保育園時代から「XX組」に分かれて組ごとに競い合って優劣を決めたり、様々な機会に「あなたの立場はなんですか?あなたはどっちの味方なの?それはなぜ?…」みたいに問われ続け、答え続けてきたのだから、無理もないのかもしれません。そして、私を教え育ててくださった沢山の人たちの愛に基づく意図とは別に、この社会の構造や仕組みとして、否応なしに「バラバラの世界観」に生きて行動することが刷り込まれてきたということなのかなぁ と思ったのでした。

リン・ツイストさんはよく「Take a Position」(どちらの立場を取るか)ではなく「Take a Stand」する(自分が信じる立つべきところ立つ)ことが私たちに力をくれて、自分の命を生き生きと使う人生をもたらす みたいなことを言ってます。この彼女の言葉にも、パチャママ・アライアンスで大切にしている価値観が「すべてはつながっている」を前提にしているのだということがよく分かります。Take a Position とは、一つの立場をとることで他の立場から自分を切り離すことに他ならないのですから。

©Pachamama Alliance

さらにリンさんは、そこに立った時にあるのは「良い悪い」や「尊い卑しい」ではない、「ただただ私自身が果たすことのできる役目」があるのだとよく言っています。してみると、「すべてはつながっている」という世界観に立つことは、世界と自分との関わり方を大きく変えるだけでなく、「私のあり方」も大きく変えることをもたらしてくれるのですね。(というよりは、私のあり方が変わるから世界と自分の関わり方も変化してくるのかもしれません)

本当は、この世界は全てがつながりあっている。そんな認知に立ってみても、もう半世紀近くも「自動的に分断の線を引いてしまう」ことを習慣としてきた私の場合、結構意識して「つながりの世界観から日々の選択をする」ことが必要かなと思っています。とは言え、そんな感じで「私たちはバラバラ」と思い込んでいる人が「すべてはつながっている」というところに立ち戻り、本来の在り方を取り戻すことができるとしたら、そしてそんな人が世界中で増えるという可能性に立って見れば、世界のゲームは変わり、世界は変わると信じられる気がします。


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