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ジョン・ミルトンの「聖なる道」その1

Rainbow over the sacred land

「えっ!?Mさんのおっしゃってる『茶飲み友達』って、あの『出現する未来』の本に出てくるジョン・ミルトンさんですかっ!?」 そんな会話から私の「聖なる道」を行く旅が始まりました。

この5/30~6/15まで、アメリカはコロラド州クレストンというマモ史上最小?の街を訪れていました。目的は、John P. Milton さんという方が主催する団体 Way of Nature の Sacred Passage(聖なる道)というプログラムに参加するためです。

ジョン・ミルトンと『出現する未来』

ジョン・ミルトンという名前にはピンとこなくても、「出現する未来」(講談社 ピーター・センゲ他著)の中で語られる「ジョセフ・ジャウォースキーさんがバハ・カリフォルニアで体験した、クジラやアシカとつながっちゃうやつ・・・」

と言えば「ああっ!あのプログラムか!」と思う方も多いのでは?と思います。

*このクジラはイメージ写真です。言うまでもなく、コロラドにはクジラはおりません。

私自身、『出現する未来』の中ではこのエピソードに一番惹かれており、「アメリカにそんな自然とつながり源につながるプログラムがあるんだ・・」と思っておりました。それと同時に、「そんな長いプログラム、しかもメキシコなんて僕にはきっと縁遠いプログラムなのだろうな」と、ハナから諦めてもいたのです。

『出現する未来』の謝辞には「ジョン・ミルトンはわれわれ全員にとって、インスピレーションの源であり、師であった。彼と知り合うことがなければ、われわれのアイデアが、自然と人間を宇宙の生成ダンスの分かち難い側面として理解するという古代の叡智に近いものであることを評価できなかったのはまちがいない。」と書かれています。

つい昨年くらいまで、私にとってはこんな本に出てくる人は、ちょっと自分とは遠い「雲の上の人」何だろうと思っていました。

と同時に、ジョンのプログラムから大きな影響を受けたジャウォースキー氏が後に「アメリカン・リーダーシップ・フォーラム」というプログラムを立ち上げた際に、野外体験の提供を請け負った「コロラド・アウトワード・バウンド」という団体は、私の野外教育のキャリアの出発点となった団体のコロラド支部だったりして、「なんか繋がってる」という感覚はずーっと持っていたのです。

扉が開く

そんなつながりつつもかなり縁遠い「聖なる道」への扉が開けたのは、昨年後半からお近づきになったアメリカ在住の方とのつながりからでした。実は私、昨年11月頃から、アメリカの Pachamama Alliance という団体が作った「世界で起こっている不平等なゲームを変え、世界を変えるプログラム:Game Changer Intensive」というオンライン教育プログラムの日本語化に集中して取り組んでいました。日本のNPOセブン・ジェネレーションズの仲間たちと協働で始まったプログラムなのですが、このプログラムに同じく翻訳者として関わっておられた M さんに、自分の経歴や実現したい「人が自然とつながり、自分とつながり、他者とつながる経験のサポート」などの話をしていた際、 「あ、私の町にもそんなことやってる変わったおじさんがいますよ。私、時々一緒にご飯食べたりお茶飲んだりするんです!」 と切り出したのです。その「変わったおじさん」こそが、ジョン・ミルトンさんだったのです。

聞けば、ジョンもプログラムを南米やヨーロッパで広く展開していて、日本〜アジアにも紹介したいと機会を探しているのだということでした。

*変わったおじさん こと私の人生の師の一人となったジョン・ミルトン師と、Mさん

「これが導きでないはずがあろうか!」

そう思わず叫んだ私は、同志である 赤塚丈彦 さんに即連絡、あれよあれよという間に話は進み、ジョン、そしてアシスタントのサンディさんとのZOOM会議などを経て、雲の上の人、ジョン・ミルトンのプログラムに参加する道が開けて入ったのでした。

コロラドについた私を最初に感動的に迎えてくれたのは、何とハチドリでした。 私自身、Pachamama (母なる地球)から歌をプレゼントされて歌っているのですが、そのうちの1つは「ハチドリ」がモチーフになっています。昨年のエクアドルでもつながりを感じたハチドリが、これ見よがしに飛んでくる M さんの家にお世話になりつつ、「聖なる道」への準備が始まったのでした!

*こちらが同志 赤塚氏

ジョン・ミルトン「聖なる道」その2につづく・・・


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